医薬情報担当者MRの給料事情

MRと言えば高給取りで有名な職種です。

とは言え、「MRって給料良いんだよね」っていうなんとなくイメージで、実際どのような給与体系になっているのかは知らないですよね。

 

この記事では現役のMR(もうすぐ転職)である私パパホワイトが、MRの給料事情について紹介していきます。

現在就活中でMRを目指している学生さんや、MRに転職しようと考えている方の参考になればと思います。

 

 

MRの給与体系

一概にMRの給与体系と言っても、会社の規模や外資内資、ベンチャー系などによって結構異なってきます。

そのためここでは一般的な給与体系を紹介します。

 

通常、MRの給与体系は、

(基本給+営業(MR)手当+その他手当)×12か月+ボーナス(1~2回)=年収

となっています。

 

MRの給料が高い理由

1.基本給の上昇が早い

MRの新卒時の基本給はだいたい学部で22~24万円、薬卒・院卒で24~26万円くらいです。

最初の基本給自体は特別高いわけではありません。ただ他の職種に比べるとその後の給与上昇が良いです。

昇進昇格をしなくても毎年必ず基本給は上がっていきますし、組合がある会社では組合が給料のベースアップを会社に交渉してくれます。

また昇格した際は一気に基本給が底上げされるので、毎月の収入が大きく増えます。

 

こんな風に言うとたくさん貰っているように聞こえるかもしれませんが、びっくりするほどの基本給は貰っていません。単純に月の給料だけで言えば、大手商社マンや一流生保営業マン、一流不動産営業マンには劣ると思います。

 

とは言え、MRになると他業種で働いてる同世代の人達よりも明らかに基本的は高くなります。だいたい入社3年目くらいになると、同世代と接している時に『周りより給料もらっているんだな…』と実感する機会が増えてきます。

 

2.営業手当が手厚い

会社によって言い方が違いますが、ほとんどの会社では「MRであることに対する手当」が付きます。

それぞれの会社がどういう名目にしているかはわかりませんが、「営業手当」や「MR手当」という表現が多いのではないかなと思います。

 

これは会社で営業部に所属してMRとして働いているだけで貰える手当です。金額は大きく幅があるのですが、2万円から多くて8万円くらいまでとイメージしておけば良いかと思います。

 

幅がある理由は、もちろん会社によって違うということもありますが、社内での等級によっても変わることがあります。同じMRで仕事もほとんど変わらないのですが、等級が上というだけでこの手当の金額が上がる会社もあります。

 

昇格と同時に基本給が上がりますが、同時にMRの手当も上がりますので、自ずと月給はこれまでより大幅に多くなります。

 

3.ボーナスが多い

会社によっては毎月の給料にインセンティブが加わるところもあるようですが、一般的には営業成績はボーナスに大きく反映されます。

 

MRの年収が高い一番の理由はボーナスです。基本給や手当も手厚いのですが、ボーナスの影響が一番大きいです。

 

ボーナスは1年間で「基本給5か月分+インセンティブ」くらい貰えるとイメージしておけば良いかと思います。それを1年に1回で貰うか、2回に分けて貰うかです。中には年に3回ボーナスが貰える会社もあります。

 

また会社によっては1年間で10か月分貰えるところもあります。『ほぼ年収やんけ!!』とツッコミたくなりますが、その会社の人が言うには、その分毎月の給料は同業他社に比べると決して高くはないんだそうです。

 

会社による違い

もちろん会社によって給与体系や貰える金額は違います。

各製薬会社1つ1つを比べることはできないので、あくまで一般的な違いについて述べていきます。

 

内資系と外資系の違い

一般的には外資系の方がボーナスの支給は多いです。ただ支給額が多いだけでなく、変動の幅も大きくなります。

営業成績が悪いと極端な話、ボーナスがほぼ0ということが起きるのが外資系製薬会社です。

 

また基本給という点で言えば、歴史の古い内資系であればあるほど、基本給は年功序列でコツコツと増えていきます。大幅に増えることがなければ、上がらないということもありません。昇格昇進もほぼ最初のうちは年功序列です。

 

その点、外資系では20代半ばで営業所所長になるなんていう驚きの出世もあります。一般的に営業所の所長になるのは早くても30代後半からです。そんな中、まれに「27歳女性、川崎営業所所長」なんていう人材が現れるのが外資系です。

まぁその分、外資系は40代以降になるといつ希望退職という名のリストラがあります。希望退職しなかった対象年齢の社員は給料がこれまでの半分にカットなんていうこともあります。外資系に入社するのであれば、定年退職まで働くというよりは、30代半ばくらいまで働いて、その先の仕事をどうするか考えるようにした方が良いでしょう。

 

会社の規模や領域の違い

これはやはり大手製薬企業の方が給料は高いです。一概には言えませんが、会社の規模やランキングにある程度比例すると考えて良いです。

 

ただ、会社規模が大きくなくて社員数が少なくて給料が高い会社もあります。その1つとして、オーファンドラッグを扱っている会社があります。他にはがん領域の会社や日本法人を作ったばかりの外資系企業などです。

 

製薬企業内での給料の違いは、その会社が優秀かどうかというよりは、『儲かる領域の薬を取り扱っているか』が大きいです。売上ランキング上位の会社はもれなく、生活習慣病などの患者数が多い領域を扱っている会社や、がん領域を持っている会社です。

「儲かる領域の薬を持っている⇒給料が高くなる⇒優秀な人を採用できる⇒もっと売れて儲かる⇒給料に反映」という流れで考えておいてください。

 

またオーファンドラッグ専門の会社や新しく参入した外資系も給料が高い傾向にあります。

この理由は薬価が高くて儲かる薬を持っているからということもありますが、単純に給料を高くしないと人が集まらないからということもあります。これらの会社は利益率が良く売上げが良くても小規模であることが多いので、会社としての不安定さや福利厚生が他に比べて少ないなどの理由から、人材が他に流れないように給料を高くしていることがあります。

 

結婚しても妻には内緒にする外勤日当

先に紹介した「MRであることに対する手当」とは別に、外勤日当という非課税の手当が貰えます。

どういう手当かというと、『外勤した日は手当を付けますよ』というものです。

 

いくら貰えるかというと、これも会社によりますが、だいたい2000~3500円くらいです。2500~3000円くらいに設定している会社が多いように感じます。仮にひと月に20日間外勤したとしたら、本来の給料とは別に4~5万円貰えます。

 

しかもこの外勤日当は非課税であるため、税引きされずにそのまま貰えます。また通常、給与口座とは違う口座に振り込まれるので、自分のお小遣いにするために結婚しても夫や妻には内緒にしているMRも多いです。

 

会社によって「1日何時間以上外勤したら」という条件があったり、稀ですがそもそも外勤日当がない製薬企業もあります。

平均的にはこの外勤日当だけで年間50万円くらい貰えますので、本来の給料に加えて考えると生活水準はかなり上がってきます。

 

年代別の年収

会社によって違ったり昇格状況等によっても違ういますが、イメージとして紹介しておきます。先に断っておきますが、どこかの統計データを用いているわけではなく、あくまで私の主観と情報を元に紹介します。

『MRの給料事情』というテーマなので、新卒から定年退職までMRでいたという前提で紹介します。また前述の外勤日当は加えていません。

 

20代前半:450~600万円

20代後半:500~800万円

30代前半:600~1000万円

30代後半:700万円~1000万円

40代以降:800~1100万円

 

所長や支店長に昇進しない限り、MRとしての給料は1000万円くらいが頭打ちだと思っておけば良いです。中には30歳で1000万円に到達したり、オーファンドラッグやがん領域を扱っているMRは上記のレンジの中でも給料が高い傾向にあります。オーファンドラッグ系のMRだと、年収2000万円というMRもいるようです。

 

50歳以降もMRをしている場合、会社によっては給料が下がりこれまでの半分になってしまう場合もあります。特に外資系で希望退職の対象年齢にあって退職せずそのまま会社に居続けた場合などです。

内資系企業の場合、給料は変わらずそのままで定年退職を迎えられることがほとんどだと思います。

 

まとめ

MRは20代のうちから社会一般と比べて給料が高いです。高い給料に加えて、非課税の外勤日当があります。またここでは紹介しませんでしたが、福利厚生として家賃の8割くらいを会社が負担してくれるため、生活水準が若いうちから高くなります。

 

高給取りというと、証券マン・商社マン・不動産営業・生保営業などがあり、それらと比べると少し劣るかもしれませんが、仕事量を考えるととてもコスパが良いのがMRです。MRというと激務というイメージを持たれがちですが、全然そんなことありません。むしろ、1日の中で本当に働いている時間なんてかなり少ないです。(笑)

 

MRになって大金持ちにはなれませんが、割と若いうちからそれなりに良い生活が出来ます。貯金もすぐ貯まるので、20代のうちから投資に回しておけば大きな資産を作ることも可能です。

 

 

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