クリニックの標榜を確認しよう~良い小児科を見つけるポイント~

良い小児科を見つけるのに、クリニックの標榜を確認することはとても大事なことです。

まず最初にやることが標榜を確認することと言っても過言ではありません。

 

”標榜”とは?
病院やクリニックが広告している、小児科・外科・皮膚科・耳鼻科などの『診療科名』のことです。
厚生労働省により、標榜する診療科名の表示方法にはルールがあって、「患者等に対し当該医療機関における医療機能が適切に情報提供されるよう」にしなければなりません。
みなさんはこれまでに、『〇〇小児科内科クリニック』『〇〇内科小児科クリニック』といった医療機関を見たことはありませんか?
またはクリニック名に明記されていなくても、標榜でこんな風に小児科と内科を広告している看板がある医療機関も同様です。↓↓↓
医療法人〇〇会 △△クリニック
院長  山田 太郎
診療科 内科・小児科
TEL   XXX-XXX-XXXX
医療法人〇〇会 △△医院
院長  田中 花子
診療科 小児科・内科
TEL   XXX-XXX-XXXX
両方とも『小児科と内科を診ますよ!』といった診療科標榜ですが、その中身は大きく違います。
第一標榜が『内科』である医療機関、つまり『〇〇内科小児科クリニック』『診療科:内科・小児科』としている医療機関は、小児科の専門医ではありません。
例外として、小児科専門医がこのように標榜していたり、内科専門医があとから勉強し直して小児科専門医の資格を取るケースもあります。しかし、通常この標榜であれば専門は小児科ではなく、内科が専門のクリニックです。
続いて、第一標榜が小児科で第二標榜が内科としている医療機関。この院長の専門は小児科です。ご安心ください。
あまり多くはないのですが、小児科専門医でも内科を一緒に標榜してしまうクリニックもあります。
最近の40代くらいの若い院長がいるクリニックではあまり見かけないですが、60歳前後かそれ以上の年齢の院長がいるクリニックではこのような標榜のされ方がしています。
60歳以上の先生たちが開業した当時は、まだ開業医や病院自体が少なく、自分の専門など関係なく何でも診なければならない時代でした。
私が過去お世話になったおばあちゃん先生は、1日に300人の患者さんも診ていたそうです。(あくまでイメージとして、1日50人くらい患者が来ればまぁ普通。100人だとめちゃくちゃ多い。)
そのため、元々は小児科の専門医であったが、内科もそこら辺の若造医師より詳しい自信もあるため、内科もセットで標榜していたりします。
結論として、この2つで迷ったら、第一標榜が『小児科』のクリニックの方がより専門的な診断と治療を受けることが出来ます。
標榜については、別の記事でも詳しく紹介しているので、こちらもご参考ください↓↓↓

内科医が「小児科」も標榜する理由

本来の専門ではない内科医が小児科を標榜する理由はいくつかあります。
  • 小児科は不足しているので集客効果がある
  • 小児科外来診療料(マルメ)が意外と高額
  • 「休日診療加算」や「時間外診療加算」が取れる
  • ワクチン定期接種である程度決まった収益が見込める
この他にも個々の事情や理由はあるでしょうが、まぁ要するに小児科を標榜していると儲かるということです。
特に開業したばかりの内科系クリニックでは、集客と収入を安定させるために小児科を標榜させることが多いです。
大体は裏で開業コンサルタントが動いていて、院長に「小児科も標榜しましょう」と誘導しています。
医療業界になじみのない方は上記の理由を見てもピンと来ないかもしれませんが、『専門医以外が小児科を標榜するのは儲かりやすくなるからなんだな~』って感じで思っていてください。

結局どんな標榜が良いのか?

ずばり小児科のみを標榜しているクリニックが一番良いです。
『小児科内科』のクリニックも小児科専門医なので、全く問題ないのですが、強いてどっちが良いかというと『小児科のみ』の方が良いかと思います。
これは私の感覚的なものでもあるのですが、『小児科内科』のクリニックは幼児以上の患者はいても、0歳くらいの乳児の患者を診るケースは『小児科のみ』のクリニックに比べると少ない場合が多いです。
専門医の中でもより普段から乳児を診る機会が多くなっている『小児科のみ』のクリニックの方が良いと思っています。
だからといって『小児科内科』がダメということは一切ないです。安心して今後もご利用ください。
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